自覚症状のない悪性リンパ腫

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それは、一昨年のことでした。私には高校生の頃からの友人がひとりいます。高校を卒業して、社会人になりたての頃は、お互いに会社の愚痴やら、楽しかったことなどを話したくて、時間をやり繰りしては会っていました。
居酒屋で、彼女と喋るひとときは、とても楽しいものでした。

それから、お互いに仕事が忙しくなってきて、そして恋人ができ、結婚、出産したりすると、それまでのように頻繁に会うことは無くなってきました。それでも、折に触れて近況報告はしていました。
メールを送って返信が来なくても、忙しいのだろうと勝手に想像して気にもしませんでした。

そんなある日、私は彼女に暑中見舞いのメールを送りました。
すると、返事がすぐに返ってきたのですが、そのメールに書かれていた内容に愕然としました。
彼女のメールには、悪性リンパ腫にかかって入院していたこと、今後は通院で、半年間の治療を受けるということが書かれていたからです。
彼女は首が腫れてきたので、おかしいと思い病院で診てもらったところ、悪性リンパ腫だと診断されたそうです。

悪性リンパ腫の症状は、首やわきの下、足の付け根などのリンパ節の多いところに、痛くない小指の先くらいの「しこり」が出来ることから始まるもののようですね。
その他の症状は、皮膚に発疹が出たり、全身のあらゆるところが痛くなったりするそうです。
また、全身の症状として、発熱や体重の減少、異常な寝汗などがあるそうです。

彼女は、首のしこりに気が付いて病院を受診したんですが、入院治療、通院での治療とも上手くいったので寛解しました。翌年の年賀状には、「無事に年を越せました。」と書いてありました。

それとともに、「首の腫れには注意して」と私への気遣いの言葉も書かれてありました。
彼女には、自覚症状は全くなかったそうです。首の異変だけがあったそうです。だから、自らの体験から、首の腫れに注意するように注意喚起をしてくれたのです。

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